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おくすり体質検査でわかること

気をつけたい薬

「おくすり体質検査」を受けると以下の薬について「効き過ぎてしまう体質」かがわかります。

遺伝子を調べることで「効き過ぎてしまう」ことが事前にわかる薬の報告は年々増えています。遺伝子検査の結果は一生変わりませんので、あらかじめ「おくすり体質」を調べ、安心して薬と付き合っていきましょう。

ワルファリン(抗血栓薬)
フェニトイン(抗てんかん薬)
トルブタミド(血糖降下薬)
セレコキシブ(消炎・鎮痛薬)
ロサルタン (プロドラッグ 降圧薬)
CYP2C9という酵素で
代謝されます
オメプラゾール(胃酸分泌抑制薬)
ランソプラゾール(胃酸分泌抑制薬)
ラベプラゾール(胃酸分泌抑制薬)
ジアゼパム(抑うつ薬)
ボリコナゾール(抗真菌薬)
クロピドグレル (プロドラッグ 抗血栓薬)
CYP2C19という酵素で
代謝されます
メトプロロール(降圧薬)
プロプラノロール(降圧薬)
アトモキセチン(AD/HD 治療薬)
トロピセトロン(制吐薬)
プロパフェノン(抗不整脈薬)
タモキシフェン(プロドラッグ
 主に乳ガンの抗ガン剤)
CYP2D6という酵素で
代謝されます
カフェイン CYP1A2という酵素で
代謝されます

*これらは複数の研究グループから「おくすり体質」別に効き方の違い・副作用の報告がされている薬の成分名です。

どうして薬が効き過ぎてしまうの?

薬が効き過ぎてしまう 薬を肝臓で代謝する力が弱いと、薬が分解されずに体の中にとどまってしまい、血液中の薬の濃度(血中濃度)が高くなってしまいます。 血中濃度が高くなってしまうと、薬の作用が強く働き、一部の薬では副作用が現れてしまいます。 「おくすり体質検査」では、この酵素の働く能力を調べ、「平均タイプ」「注意タイプ」「効き過ぎタイプ」の3タイプに結果をお出ししています。
◆ワルファリンの例

心臓や血管に病気がある方で、血液が固まりやすい状態になることがあります。それを防ぐために、ワルファリンという血液を固まりにくくする薬を使うことがあります。

ワルファリンを代謝する能力は、CYP2C9の検査結果が「注意タイプ」の方は「平均タイプ」の方の1/3、「効き過ぎタイプ」の方は1/10以下であるとの報告がされています。

そのため、 CYP2C9の検査結果が「注意タイプ」「効き過ぎタイプ」の方が「平均タイプ」の方と同じ量のワルファリンを服用すると、ワルファリンが効き過ぎて効果が強くでてしまい、鼻や歯茎からの出血、血便や血尿、皮膚の内出血、吐き気・嘔吐、といった症状が現れることがあります。