10番染色体に位置する遺伝子。CYP2C19はジアゼパムやオメプラゾール等の代謝を行っています。*2、*3アレルはいずれも酵素活性がなく、人種を問わず比較的多型頻度が高いことから主要な変異といわれています。
CYP2C19*2 | CYP2C19*3 | |
アレル頻度 | 29% | 13% |
ジェノタイプ頻度 (A/A:A/a:a/a) | 50%:42%:8% (弊社データによる) |
74%:25%:1% (弊社データによる) |
CYP2C19*2(681G>A)
CYP2C19*3(636G>A)
Extensive Metabolizer (EM) | *1/*1 |
Intermediate Metabolizer (IM) | *1/*2, *1/*3 |
Poor Metabolizer (PM) | *2/*2, *2/*3, *3/*3 |
代謝能低下がみられる薬剤 | オメプラゾール ランソプラゾール ポリコナゾール |
注)CYP2C19*2変異による影響のみ