2006年8月7日、弊社は製薬企業担当者を対象にインドの人材を活用したアウトソーシング・新薬研究開発・共同ビジネスについて情報提供を目的とした、「インドフォーラム」を都内で開催いたしました。
2050年までBRICs*の中でもひときわ成長が期待されているインドは、IT産業と多国籍企業が参入している自動車産業によって大きな成長を遂げつつあります。専門的技術力の高い人材を有しながら、低コストで高品質な生産が可能なインドですが、製薬面でもインドの強みである化学やエンジニアリング技術が応用されています。インドは特に化合物合成やprocess re-engineeringなどを得意とし、欧米の大手製薬企業はかねてから積極的にインドへアウトソーシングを行ってきました。しかし、日本の製薬企業は一部を除いてアウトソーシングや事業提携にまだ消極的な姿勢です。その理由の1つとして、インドでのビジネスの優位性はさまざまな情報網で取り上げられながらも、製薬産業の視点から見た実態や情報がなかなか表面化されないゆえに躊躇していることが挙げられます。
そこで弊社は、日系企業のインド進出支援などを手掛ける豊田通商株式会社の山 明広氏(海外事業部 海外事業第二グループ主事)をお招きし、商社とバイオという異なる業界から見たインドでの共同ビジネスの実態について紹介しました。同氏からは、インドにおける自動車産業の動向、インドの経済及び事業環境、現地の様子や共同ビジネスを行う上で考慮すべき文化的・社会的特徴などについて説明頂きました。さらに弊社社長の橋本康弘より、当社の提携先であるインドのバイオ企業を紹介し、弊社の提携事例や共同ビジネスを行うメリットおよび注意点、そして現場の感触について説明。両産業ともインドとの共同ビジネスには、マネジメント力が重要であることと、バイオでは低コスト面に付加価値を生み出すことが、インドビジネスの成功の鍵を握っていることを報告しました。
質疑応答では、インドにおける知的財産保護やバイオジェネリック医薬品について、また現場レベルでインド人と共同ビジネスを進める上での留意点などといった質問が挙げられ、インドビジネスに対する国内製薬企業の高い関心をうかがえました。
*フリー百科事典『ウィキペディア』
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